2011年05月16日
書と供に犬を飼う 「犬を飼う」 編
犬を飼うことはやぶさかではなかったのですが、それなり
の覚悟をもって決心してほしかったんですね。
保育園の夏祭りですくってきた金魚は健在だし、数年前に
はウサギ(*1)を飼っていました。
でも、犬を飼うとなると・・・ハードルが高い。
毎日の散歩からして、家族で飼うという意識がないと回り
ません。
誰かにお任せというわけにはいかないでしょう。
いいことばかり、ではないですし、
いつかは別れの日がやってくるわけです。
谷口ジローさんの「犬を飼う」は、そんな別れの日が来る
までの、約一年間の物語です。
犬を飼う、いや、犬と共に生きるとは、こういうことなのかと
思います。
ちょっと気を抜いて読んでいると、不意に涙が出そうになり
ます。
困ったものです。
ついさっきまでカレンと遊んでいた奥さんは、今はいびきを
かいて寝ています。
奥さんに後ろ足を触れられたままのカレンも、安心しきって
気持ちよさそうに眠っています。
*1:ブラウニーという名のウサギでした。10才まで生きました。
ある真夜中の事、クウン、クウンと鳴く(ウサギは滅多な事では鳴きません)
ので、ケージを開けて手を差し延べると、ひょこひょこと近づいてきて、僕の
手のひらに頭を横たえると、そのまま逝ってしまいました。
嘘のような話ですが、ホントなんです。
〆
Posted by 康酔 at 23:15│Comments(0)
│カレン