書は置き、里帰り編-幣押し
「今年は上げ番」、の誘いにのって、5/1地元(若狭の話)
の祭り"幣(へい)押し"に参加。
これが"御幣(ごへい)”です。
(何kgかはわからないけど結構な重さ)
丸首白シャツにステテコ、地下足袋、襦袢をまとった男たち。
御幣をかかげ、約3km先の神社へ向かいます。
風もなく、晴れ上がった空。
町道から村道へ。
参門入口の石の鳥居をくぐって参道へ。
この祭りは、かの地に降り立った神様がこの地を住処として
社を立て、近隣の人々と邂逅したことを表したもの。
山車を引き回すこちらの祭りとは、ずい分異なって見えます。
坂道を登り本鳥居をくぐり、本社前で最初の"幣切り"(*1)。
一旦、幣を下げ御幣台に置き、本御幣、翁(天狗の面。神の化身)、
獅子が来るのを、待機所で一杯やりながら待ちます。
一時間後、本御幣を先頭に翁一行がゆるりゆるりと。
神との謁見。
本御幣、翁、獅子と"幣切り"です。
ゆっくり幣を下げて・・・まだまだ・・・・まだよー・・・
よいっしょー!
翁とも。
獅子との"幣切り"が始まると、上げ番も後ろについて
準備します。
3回目が終わると、"幣押し"の始まりです。
あーもう写真を撮ってる場合じゃない。
つづく
*1:"幣切り"
神様に対する挨拶です。
垂直に持った御幣をゆっくり下げていき、腰前で水平に保ち
ます。その状態で相手(神様)が幣、薙刀、体を上げるのを待
ちます。
相手より先に御幣を上げることは許されません。
(ここは我慢比べ、幣指し(*2)の見せ所。)
相手より少し遅れて上げるのです。
これをそれぞれ3セット行います。
*2:"幣指し"(確か幣指し)
幣切りを行う若衆のこと。補助は付きますが基本は一人。
とは言え、1セット毎交代です。落とすわけにはいきません
ので。
〆
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